107. レナード・バーンスタインさんの思い出
107. レナード・バーンスタインさんの思い出 リンゴ 作曲家、指揮者、ピアニスト、教育者としても活躍したレナード・バーンスタインさん。たぐいまれなるその才能は、よく知られているので今さら説明する必要がないほどです。私が初めて彼の演奏に接したのは1970年の大阪万博の時にニューヨーク・フィルと来日されたときでした。...
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108. モンセラート山 モンセラート山上の祠(ほこら) リヒャルト・ワーグナーが作曲した最後の楽劇「パルジファル」は、修道院を舞台に「聖杯」を守る騎士たちの物語です。そのモデルとなったのが、スペインのモンセラート山にある修道院。ここにはアーサー王時代に「聖杯」を守っていたという伝説が残っていたので、そこからインスピレーションを受けたのでしょうね。...
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110. ラヴェッロ(Ravello)のこと ヴィラ・ルーフォロの庭から アマルフィーを出発したバスは、真っ青な海を背景にぐねぐねと山道を登り、20分ほどで終点へ到着しました。ここはナポリの南、ソレント半島の中央南に位置するラヴェッロという山間の小さな街です。...
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111. プロヴァンス鉄道 アノーの石橋 かつてカンヌへは、イベント出展の仕事があり、よく行っていました。ある年、仕事が予定より早く終わったので、うわさに聞いていたプロヴァンス鉄道に乗ってみることに。ニースへと戻り、街中のちょっと山手にある駅へと向かいました。 一般的にニースを走るのはフランス国有鉄道(SNCF)で、こちらは風光明媚...
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112. アルハンブラ アルハンブラ宮殿 私の親友で、高校時代にクラシックギターを始め、今も熱心に練習を欠かさない人がいます。アンサンブルにも属していて、アマチュアながらコンクールで優勝するほどの腕前。そんな彼が好んで演奏する曲に、フランシスコ・タレガの名曲「アルハンブラの思い出」があります。これはスペイン最南部グラナダにあるアルハンブラ宮殿を訪れた際の印象をもとに作曲されました。...
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113. ロダン美術館 ロダン美術館の「考える人」 パリにはルーブルを筆頭にオルセーなど、世界に冠たる美術館が数多く存在しますが、ロダン美術館もその一つです。中心からちょっと離れた落ち着きのある地区で、すぐそばにはナポレオンのお墓がある、黄金のドーム屋根のアンヴァリッド(国立廃兵院)が建っています。...
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114. モネと印象派 モンマルトルのシャンソニエ ある時、キリコが「最も印象派らしい画家は誰ですか?」とピサロに尋ねたところ、彼は「そりゃシスレーだよ!」と答えたそうです。穏やかな画風の英国人で、私も尊敬する大好きな画家です。もちろん、印象派らしく移ろいゆく光の中の情景を見事に捉えています。...
View Article最終回. モネと睡蓮
{tag} {/tag} 最終回. モネと睡蓮 モネのアトリエ モネが30代に入ったころ、パリにいたほかの画家たちの多くは家族ができたこともあり、パリを離れて郊外へと引っ越していきました。彼らは絵の題材を求めていたのに加え、大きな家に住むには家賃の高いパリを離れるしかありませんでした。それに、鉄道の発展も彼らを後押ししたようです。...
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